脳科学と心理学から語る子育てのホントのところ

子育て全般について、主に脳科学と心理学の観点から、本当に大切なことをメモ代わりに書き綴っていきます。

子育ての極意の大切さと効果の大きさ

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本日は、ちょっとタイムリーな記事を。

どうしても「今」書いときたくて。

というのも、このブログで散々大切だと言ってきた子育ての極意。

コレが、

「本当に大切なんだ」

「こんなに凄いことなんだ」

と、分かっていただける内容の番組がありまして。

 

 

その番組は、

10月24日に放送されたNHKの番組

「ためしてガッテン」

です。

 

これは良い内容でした。

www9.nhk.or.jp

 

タイトル通り、認知症の方を対象とした介護方法についての放送です。

 

フランスのイブ・ジネスト氏が提唱、実践してきた介護方法です。

 

僕は以前からこの方のことは知っていて、そのスキルや、考え方を知り、介護の世界でもやっぱり大切なことは同じだな。

 

って思っていたわけです。

 

人と人ですから。

それが子どもだろうと大人だろうと、高齢者だろうと。

認知症だろうと発達障害だろうと、定型だろうと。

 

本当に大切なことは、全ての人に大切なことなはず。

 

でしょ。

 

結局、アイコンタクト 

というわけで、今回の番組では、特に「アイコンタクト」を取り上げて、その重要性と、効果の大きさを分かりやすく解説していました。

 

「アイコンタクト」というのは、つまり、

 

「目と目を合わせる」ということです。

 

これだけで、認知症の方の症状を劇的に改善できることが分かった。

 

というお話。

 

世界中の国々が、認知症の改善方法を模索し、辿り着いた最先端の理論。

 

結論は、「目と目を合わせる」

 

f:id:yuji0605_koi:20181026112058j:plain

 

ね、これですよ。結局。

 

番組では認知症の女性に「目と目を合わせる」対応を続け、その変化を映像で記録したものを紹介するのですが、その激変ぶりに、番組のゲストの方々もにわかに信じがたいといった様子。

 

対応を続けた期間は、たった1か月。

 

1か月で、会話もできなかった女性が、自らスタッフに話しかけ、鏡を見ながら自分の髪をくしでとかす。

 

そんな激変ぶりを見て、

 「認知症とは別の病気があって、その病気が治ったんじゃないの?」

という思いを持つゲスト。

 

「髪でくしをとかす」

 

という身だしなみを整える行為というのは、実は高度な行動。

 

他者から見られる自分を意識することですから、それができるということは、なかなかすごい事なのです。

 

そんな激変ぶりを見せつけられると、確かにゲストの方のように考えるのも無理がないことなのかもしれません。

 

そう考えてしまう原因は、

 

「目と目を合わせる」という行動のカンタンさ

 

にあるのでしょう。

 

手軽でカンタン。

だから、その行動のもつ凄さが想像しづらいのでしょう。

 

ですが、EEEの概念を知っていれば、分かるはず。

 

当たり前の環境こそ、

日常にあって当然な環境こそ、

人間には大切なことなのです。

 

 EEEについては、下の記事をぜひ読んでいただきたい。

www.musubiyt.com

 

イブ氏のポイントは子育ての極意と同じ 

イブ・ジネスト氏は、認知症の方と接する時の技術を400以上挙げ、体系化しているようなのですが、番組ではそれらの根底にある重要なポイントとして6つ挙げていました。

 

1.目を見て話す

2.ていねいにおじぎをしない

3.ほどよい距離感を保たない

4.てきぱきしない

5.余計なことはしゃべる

6.間違いをなおさない

 

独特の言い回しなのは、番組構成上の都合が理由なのか、オリジナルなのか分からないんですが・・まぁ、聞き流して下さいませ。。

 

それよりも、お気づきでしょうか。

 

このブログで幾度となく取り上げた子育ての極意5つとほぼ同じだということ。

 

「みつめる(目と目を合わせる)」

「ほほえむ(笑顔を見せる)」

「話しかける」

「褒める」

「さわる」

 

それぞれの解説についての詳細は番組ホームページをご覧ください。

ここでは、とりあえず、どの点が子育ての極意5つと似ているかという点だけ説明します。

僕なりに。それなりに。

 

1.目を見て話す

これは、そのまま「みつめる」「目と目を合わせる」です。

2.ていねいにおじぎをしない

これも解説を読むと分かるのですが、1.と同じように「目と目を合わせる」ということです。

3.程よい距離感を保たない

これは、「さわる」と同じでしょう。

イブ・ジネスト氏は、そりゃもうかなり接近して、ボディタッチしまくりです。触り方もかなりスキルとして体系化されてるようです。

さすが!

そして、「ほほえむ」もここに入るかもしれません。これはちょっと強引かな、、。

4.てきぱきしない

これは丁寧に、ゆっくり接することで、相手に「安心感」を与えること。

子育ての極意は全てセロトニン神経に関わる「安心感」と「満足感」を与えることをポイントとしていますから、これも同じです。

セロトニンについても過去の記事で書いてますのでご参照下さいませ。

www.musubiyt.com

5.余計なことはしゃべる

子育ての極意でいうと「はなしかける」ということです。

6.間違いを直さない

これについては、子育ての極意の方ではもっと積極的に「ほめる」としています。

 

「ほほえむ」が入っていないように思えますが、イブ・ジネスト氏の実践を見れば、常にそれをしているのがハッキリと分かります。

 

イブさんが無意識でやられていて、彼自身も気付いていないのか、

「微笑む」「笑顔を見せる」

という行動については、番組ではスキルとしてあまり言及されていませんでした。

 

ですが、彼の実践を見れば一目で分かります。

 

常に笑顔ですから。

 

これは完全に重要な"技術"です。

 

とにもかくにも。

 

いやぁ、なんだかすごい人が味方になってくれたみたいで、嬉しいのであります。

 

というわけで、今一度、このブログの「子育ての極意」カテゴリの記事を見ていただきたいのです。

 

手前味噌ですが・・。

 

ここでは「見つめる」「目と目を合わせる」の記事をとりあえず貼り付けさせていただきます。 

 

ちなみに、この番組、再放送が10月27日になっております

ご興味のある方は、ぜひご覧下さい!

お時間が深夜帯ですので、録画予約をお勧め!!

www9.nhk.or.jp

というわけで、今日はこの辺で。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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