脳科学と心理学から語る子育てのホントのところ

子育て全般について、主に脳科学と心理学の観点から、本当に大切なことをメモ代わりに書き綴っていきます。

子育ての極意「褒める」続き

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極意してますかー!?

極意があれば愛がある!

愛があれば何でもできる!

1、2、3、ダァー!!

と、いうわけで。

 

1.目と目を合わせる、見つめ合う

2.微笑む、笑顔を見せる

3.話しかける

4.褒める

5.触る、ふれる

 

はい、今日もしつこく「褒める」のバリエーションを増やしまーす!

 

「褒める」って、いろんなサイトや本にすでにたくさん情報があって、いまさら感があるかもしれません。

でも、子育てに特化した「褒め」を具体的に挙げてるとこって、そんなに多くない。

と、思います。

の、ではないでしょうか。

たぶん。。

いや、まぁ、そりゃ、探せば色々ありますよ。。汗

ココもその中の一つとして、皆さんの新たな発見につながれば、コレ幸いです。

 

本日も、バリエーションを増やすヒントとなる要素をもう少しだけご紹介させてください。

 

 

事実そのものを伝える

 

これは、「ウチの子褒めるとこがないのよねー」な人に最適!

まぁ、半分冗談でしょうけど、よく耳にするフレーズではあるのでf:id:yuji0605_koi:20180828182325j:plain

たとえば、小学校の授業中。

イスに座ってはいるけど、授業の準備ができていない。

そんな姿を見つけて、

「教科書出すんだよ。」

というのは一般的。

でも、これではなかなか自発的に準備する行動につながりません。

そこで、「事実をそのものを伝える」のであります。

 

「座ってるね。」

 

と言って、おまけに肩をポンとしちゃう。

イスに座っている事実をそのまま言葉にするだけ。

もちろん笑顔で褒める感じであります。

 

これを続ければ、確実に着席行動が増えます。

着席行動が増えれば、授業の準備も変わります。

ウソだと思います?

ホントです。

実は、上記の例では人間の行動の原理も使ってます。

でも、そのことを書くのはそれだけで大変なので、今はとにかく「褒める」に専念させてください。

 

もうひとつ例を。家で寝る前。

布団の上にいれば、

 

「布団に入ってるね。」

 

と、そのまんま言うだけ。

なかなか寝ない時は、「早く寝なさい」って言いたいですが、褒めちゃう方が早いカモです。

 

事実をそのまんま言葉にするだけ。

 

とはいえ、使う場面は限られるかもしれません。

むやみに使うわけでもなく、マイナスの行動を褒めるわけでもありませんので、あしからず。

 

良い行動を引き出すきっかけとして使えます。

ぜひお試しを。

 

人前で褒める

 

これはよく使われる方法ですよね。

人前で褒めると、嬉しさ倍増ですから。

今さら言うことでも無いかもしれません。

 

でも、ここで一つ要注意!

「褒める」際は全体的にそうなのですが、人前で褒めるときは特に、優れた能力や結果を褒めるよりも、努力した過程や、結果の紹介程度にとどめるのがちょうど良い気がします。

 

どういう意味かといいますと。

 

具体例から。

幼稚園で、お絵描きや、製作をする時。

オリジナリティあふれる作品や、斬新な発想などが見られた時に、先生がそれを他のお友達に紹介することがあります。

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「〇〇君は、こんな風に書いてるね。」

 

みたいな感じで、他の子に見せながら。

本人は褒められた感じで嬉しい。

他の子にとっても新たな発見や刺激になる。

一石二鳥。

見てほしいのは、「褒める」というより、「紹介」という感じだという点。

 

「〇〇君の絵はとっても上手に描けてるよ。」なんていう褒め方はあまりしません。

 

能力や結果を強調して褒めると、喜びが大きくなる一方で、デメリットのリスクも大きくなることが分かっています。

 

本人にとってのデメリットは、“保守的になる”ということです。

褒められたことを守りたいという無意識の心理が働き、難しいことにチャレンジしなくなる傾向があるといわれています。

 

つまり、100点を取ることが目的となり、その点数を確実にするために簡単な方へ簡単な方へ・・ということです。

チャレンジしなくなってしまっては、本末転倒ですよね。

 

周りの子にとってもデメリットが考えられます。

ざっくり言えば、劣等感を抱かせる可能性と、自分と他人を比較する癖をつけてしまう点です。

子どもの場合、比較対象は、「過去の自分」がベストです。

「他人との比較」は積極的にはしません。

 

その代わり、能力や結果が劣っていようと、優れていようと、失敗しようと成功しようと、そこに至るまでに頑張った過程、プロセスは、しっかりと褒めてあげてほしいところです。

「よく頑張ってたね。」

「失敗してもあきらめなかったもんね。」

「毎日やってるもんね。」

などなど。

 

またまた余談が長くなってますが・・、

 

家庭の子育て場面で。

兄弟を相手に「人前(兄弟の前)で褒める」をしたとき。

そこで能力や結果を褒めた場合。

正直、デメリットリスク大です。

兄弟は普段から嫉妬渦巻く関係ですから、こちらが意識してなくても、比較したことになってしまいがちです。

 

そんなこんなで、紹介程度の“やわらかな褒め”で十分だと個人的には思います。

 

ちょっと注意事項が長くなっちゃったので、使いづらくなっちゃったカモ・・。

でも、大切なことなんで・・。

ま、次行きましょ。

 

報告して褒める

 

これも、よくやられてる方法でしょう。

 

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たとえば、

「お父さん!今日〇〇ちゃんが△△したんだよ!」

と、誰かに報告して褒めるという方法。

褒められた側は、

① 誰かに報告するほど喜んでもらえてるんだ!

という点と、

② 報告を受けた人からも褒められて喜んでもらえる

という点で二度おいしい。

 

結構強力な「褒め」です。 

個人的には、特に①が強力なのかなと感じております。

それが大好きなお母さんやお父さんだと、嬉しさもひとしおなのではないかと思っております。

 

 と、まぁ「褒める」バリエーションはたくさんありますが・・

長くなってしまったので、続きはまた明日書きます・・。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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